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断章のグリム能力一覧
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このページでは、甲田学人 氏のライトノベル《断章のグリム》に登場する能力(断章)を一覧化して紹介していきます。
能力は、トラウマの具現という認識で。
目覚めのアリス | 主人公:白野蒼衣(しらの あおい)が第1巻《灰かぶり》で目覚めた能力。 他人の抱える《悪夢》を理解して、共有する。そして蒼衣が相手を拒絶したときに相手を破滅させる。 この能力を使えば、死なない能力を持つ鹿狩も殺すことが出来るらしい。 |
雪の女王 | ヒロイン:時槻雪之(ときつき ゆきの)の姉である風之(かぜの)が《泡渦》によって両親を殺し自殺したとき、その惨劇を目撃した雪之が目覚めた能力。 自らを傷つけ、憎しみを思い出すことによって炎を具現する力と、もう一つは惨劇を起こした姉の亡霊に自らの痛みを捧げることで姉を具現させる力。 姉:風之が生み出す炎は雪之の炎より段違いに強力である。 |
食害 | 神狩屋を住み込みで手伝いをしている少女:田上颯姫(たのうえ さつき)及び、その妹の田上瑞姫(たのうえ みずき)の能力。 記憶を食べる蟲を使い、人の記憶を消したり、蟲を配置して人を近づかせないように出来る。 颯姫は常に蟲によって記憶を喰われているので、メモ帳を常に手放さない。 現在この能力者は十一人存在する。 |
グランギニョルの索引ひき | かつて《泡渦》によって心を閉ざしてしまった少女:夏木夢見子(なつき ゆみこ)の能力。 童話の形をとって具現化するほどの巨大な《泡渦》を感知してどの童話かを予言する。 |
黄泉戸契(ヨモツヘグリ) | 骨董品店《神狩屋》の店主:鹿狩雅孝(かがり まさたか)の能力。 自らの血などを口にさせることで、けがを治癒できる。一度に大けがを治そうとするのは危険で、この能力の所為で、鹿狩は決して死ねない体になった。 婚約者である海部野志弦(あまの しづる)が遺した物が原因。 |
葬儀屋 | 関東圏で最も有名な《騎士》の一人:瀧修司(たき しゅうじ)の能力。 自ら切り刻んだ死体を、血の一滴まで再生させる能力。 瀧の仕事は《異形》となった死体を持ち帰り再生しなくなるまで燃やして処理する事。 |
名無し | 自らの《断章》に名前を喰われた女性:名無し(アノニマス)の能力。 名前を喰って情報を隠蔽する効果を持つ。 |
アンデルセンの棺 | 第3巻《人魚姫・上》に登場した群草宗平(むらくさ そうへい)の能力。 死体と自分とを外部から完全に隔離する力。 |
刀山劍樹(とうざんけんじゅ) | 第5巻《赤ずきん・上》に登場した馳尾勇路(はせお ゆうじ)の能力。 地面に触れている人間の体に無数の鉄の針が突き刺さって縫い止め、その部位から大量の針が体内から湧き出して人体をずたずたにする力。 |
聖女ギヨティーヌ | 第6巻《赤ずきん・下》に登場した四野田笑美(しのだ えみ)の能力。 鋏を向けた相手を切り刻む力。泡渦によって夫を殺してしまった鋏のトラウマの具現。雪之にも負けず劣らずの武道派 |